こんにちは。
桜の咲く時期は 花も団子もお酒もね~とワクワクする欲張りな、
栃木県真岡市の現場監督・雨漏り診断士、
ヌマタ リフォーム 沼田 ゆういち です。
引き続き、Tさんとのエピソードです。
毎年のように、何かしらの仕事を任せてくださるTさん。
本当にありがたいことです。
Tさんは元々、私が独立する前に勤めていた会社のお客さんです。
その会社には「離職したものは、既存顧客を勧誘をしてはいけない」というルールがありました。
勧誘してはいけない!
でも、いまだにお付き合いさせていただいている…。
沼田、悪い人ですね(苦笑)
でも私、一切勧誘はしていません。
行ってはいけないことになっていた、昔のお客さんの家。
たしかに東日本大震災の時には、無事を確認に行きました。
でも、その時も何も勧めていませんし、むしろ「何か困ったことがあったら、あの会社に言ってくださいね」と伝えておきました。
曲がったことは嫌いなので。
あれ?
書けば書くほど、言い訳っぽくなる…なんでだろ(^_^;)
はい。言い訳です。
・・・脱線しました。話を戻します。
震災から半年くらい経ったころでしょうか。
Tさんから電話が掛かってきました。
Tさん「沼田君の代わりの担当、何とかならないか? 工事頼みたくて見積もり頼んだんだけどよぉ、やる気ないみたいなんだよ。 待ってるんだけど、それっきり来なくてなぁ」
沼田「すみません。私からも言っておきますね」
Tさん「うん、頼むわ」
後任の彼と話すと、「前に行ったとき、旦那さんに怒られちゃったんですよ。それから行きづらくって~」
沼田 「いやいや、たぶん旦那さん怒ってた訳じゃないよ。話し方がぶっきらぼうな方だから、そんな風に感じただけじゃないの?」
後任「そうなんすかねぇ。わかりました。今度、行ってきます。」
しかし……
しばらくしてから、再びTさんから連絡が入り「もう、あの会社はいいよ。どうせ来ねぇんだし。俺は沼田君に頼みたいんだから、おまえさんが来てくれよ!会社のルールがあるっていっても、来ないんだからどうしようもないだろ?」
話を聞くと、結局その後も放置されていたとのこと。
迷惑を掛けてしま ったTさんに対し、申し訳なく思う反面、「建築屋としての自分を必要としてくれる方がいるなんて」と思ったこと、そして指名してもらえた嬉しさを、今でもハッキリと覚えています。
自分のすべき仕事を自覚したのは、この出来事がきっかけでした。
ヌマタ リフォームの目指すところは、「ただ単に任された仕事をこなす」とか、「新規のお客さんを いか集めるか?」とかでは…ない。
今まで頼ってくださった方を大切にしていこう。
そのためには人と人の関係を大切にする「アフターフォロー」をしっかり行い、売りっ放しの業者には決してなるまい。
そう心に刻みました。
これからも、かかわってくださった方々の おうちの「困った!」や「心配だ!」というときに、気軽に話せる担当となり、笑顔を増やしていきたい。
そんな思いを抱きつつ、活動していきます。
ヌマタ リフォームの活動の原点、「アフターフォロー・アフターサービスの重要さ」に気付かせてくださったTさん、ありがとうございます。
いま お客さんとの会話を楽しみつつ、仕事が出来ているのは、Tさん御夫婦のおかげです。
感謝を込めて。
沼田